2004年12月11日

あみゆみとあゆみ 第5話

「ええ、そうですが‥‥?」
 僕はウェングの意図が分からず、少し首をかしげた。
「お二人も?」
 視線を向けられたアミとユミはきょとんとしている。
「アミとユミは」
 僕は何のためらいもなく「宇宙人です」といいそうになる自分が居ることに、口を開く寸前に気づいた。アミとユミのことを探ろうとする者に対して、理性は「警戒せよ」と意識の水面に漣を立てるが、ウェングの纏う不思議な空気がそれをすぐにかき消してしまう。
「‥‥彼女達も日本人です」
「そうでしたか」
 ウェングは一片の屈託もない笑顔を見せた。すこしでも、アミとユミのことを訊ねる裏になにかあるならば、僕の下手な嘘など軽く見透かされてしまったに違いないが、とてもそうは思えないほど、彼の表情はまっすぐだ。
 しかしならばなぜ、日本人かなどと問うのか。ウェングの意図は何なのだろう。
 それについて考え始めた瞬間、唐突に、まるで道を歩いていたら路上に鍋が落ちていたのに行き当たったかのような唐突さで、先ほど自分が日本語で喋っていた事に気づいた。それはなぜかと考えれば、ウェングもまた日本語を喋っているからなのだ、と気づく。マスターと話していたときはここの言葉を使っていたのは確かで、僕に聞かせるときだけ英語になっていた。けれどもそれがいつから日本語になっていたのか、全く思い出せない。それくらい、彼の日本語は違和感がなく、その切り替わりはつるりと滑らかだったのだ。
「日本語がお上手なのですね」
 僕は本当を言えばウェングの日本語は日本人よりも上手いと思った。
 ウェングの日本語にはやはり、ほんの微かに日本の外から入り込んだ空気が混じっている。それは丁度、"Boj"に混じる孤独で気高い濁音のように。その高貴さが、彼の話す日本語や、彼自身までをしなやかに輝かせているように思える。
「実は、私は以前日本に留学していたのです」
 ウェングは音も立てずにジョッキを空にしていた。僕はまだ三分の一も飲んでいなかったが、ふと隣を見るとアミとユミのジョッキが綺麗に空になっている。僕は頭を抱えたくなった。アミとユミにはアルコールは何の作用も及ぼさない。だからといって可憐な見た目の女性が揃いも揃って一瞬でジョッキを空けたのでは傍目から見てあまりよろしくない。この点は以前にも注意したはずなのだが、案の定本質を理解してはいなかったようだ。
「へぇ、何を勉強されていたんですか」
「建築です。こちらでは建築設計を主にやっていましたが、日本で行った研究はどちらかというと土木工学に近い内容でした」
「Mからですか? それともDから?」
「マスター入学時に日本に行って、博士課程が終了した後もポスドクとして研究室に残っていました。合計すると‥‥全部で七年程になるでしょうか」
「それはすごい」
 僕自身は大学に通ったことはないが、大道芸の用品店の店主に勧められてとある大学の大道芸サークルに所属していた(後で知ったことだが、店主はその大学の出身者らしい)。そのサークルには色々な学科の学生が居て、もちろん建築や土木を学んでいる学生も居た。
 「居た」などという他人事のような書き方はフェアではないだろう。正直に告白すれば、その学生と僕は少しの間付き合っていた。彼女は建築学科に所属していて、いつもどこかしらに模型材料のカスをくっつけていた。そんなゴミがついていても彼女は十分に美しかったし、僕の軽く十倍は頭が良かった。僕は彼女の美しさや頭の良さに対してどうしても気後れしてしまったし、彼女は彼女で、気後れする僕をもどかしく思っていたらしく、あまり上手くいかないまま終わってしまった。
 けれども、付き合っている間も、ただの友達でいる間も、彼女は僕によく学校の話をした。建築デザインの研究室に入りたくて一年生のときから一生懸命勉強していたのにじゃんけんで負けて構造設計の研究室に決まったと言って悔し泣きしたり、自分の卒業研究の内容が指導してくれた先輩の名前で論文になり、自分の名前は共著にも入れてもらえなかったと怒ったり、研究室内の人間関係のいざこざで頭を抱えていたりとか、どれも大学にすら行っていない僕にはただ聞いてやることしか出来なかった。下手な慰めは彼女のプライドを傷つけてしまいそうで怖かった。
 どちらにせよそのおかげで、僕は大学に通ってはいないものの理系の大学院の雰囲気というものは結構良く知っていた。ウェングが、日本の大学に留学してきて、研究室で作業をしている姿も、容易に想像することが出来た。
「するとこちらに戻られたのは比較的最近なのですね?」
 ウェングの見た目はどう見ても三十を超えているようには見えなかったので、ここ二、三年の間に戻ってきたのは間違いない。旅行者のように見えたのも、もしかすると永く離れた故郷にまだ馴染みきれていないのがなんとなく感じ取れたためかもしれないと僕は思った。
「ええ、つい四ヶ月前です」
 そういってなぜかウェングは悲しげに目を伏せた。僕は故郷に帰ってきたというのに少しも嬉しそうでない彼の表情が理解できなかった。いぶかしむ僕に気づいたウェングは弱弱しく笑った。
「いえ、こちらに帰ってきたのは嬉しいのですが‥‥色々な物が変わってしまっていて、全く自分の街という感じがしないんです」
「そんな‥‥! こんなに歴史的な建造物が大切に守られている街なのに」
「まあ、それはそうですけれどね‥‥」
 ウェングは二杯目のジョッキを一気にあおった。
「こちらに来たのはとあるプロジェクトのためにこちらの建築事務所からお声がかかったからなのです。最初はあわよくばそのままその事務所に就職しようと思っていたのですが、今はもうプロジェクトが終わり次第日本に帰ろうと思っていますよ。日本にも研究室から独立して自分の事務所を開くという話はあったんです」
 僕は口を開きかけたまま、何を言ってよいか分からず固まってしまった。そんな僕をみてウェングは静かに笑っている。僕は建築学科の彼女のときから何も進歩していない。僕はうつむいて口を閉じ、手にしていたほとんど空のジョッキをテーブルに置いた。
「私は日本人ではないし、かといってこの国の人間でもなくなってしまった」
 テーブルの上に沈黙が溜まっていった。ウェングが軽やかに笑っていたのでその沈黙は重苦しくはなかったが、依然僕は言うべき言葉を見つけ出すことはできずにいた。僕がため息をつこうとしたとき、テーブルの上に積もった空気が震えた。肌の隙間に入り込んでくるような細かな震えはアミとユミが角の洗濯をする時のものだ。僕は慌ててアミとユミを振り返った。
「部屋の外で洗濯は‥‥!」
 僕は言いかけた口をつぐむ。アミとユミの角は依然髪の毛の中に隠れていた。ただ二人は硬い表情で、手を握り合いながら小さく震えていた。
「寒いの?」
「わからない」
 アミが硬い表情のまま答えた。
「ちょっと飲ませすぎてしまいましたか」
 ウェングが心配そうに立ち上がってテーブルのこちら側にやってきた。
 アミとユミは寒さや暑さには強い。ましてやアルコールは全く作用をしない。僕は一度だけ彼女達がこんな風にお互いの手を強く握り合って体を硬くしているところを見たことがある。僕の家の前に不時着した宇宙船を破壊しなければならないといって、その前に立っていた時だ。僕はそのときまだ彼女達が表情をもたない宇宙人であることも、記憶をほとんど失くしている事も知らなかった。
『星が恋しいの?』
 そのとき僕はそう訊ねたが、アミとユミは「恋しい」という感覚を理解できないようだった。
「アミ、ユミ、『泣く』んだ。教えたろう? 泣くんだ」
 アミとユミはゆっくりと僕を見た。『泣く』方法はほとんど教えたことはないが、どういうときに泣くのか、どういうのが『泣く』なのかは教えたことがあるし知っているはずだ。アミとユミは返事をする代わりに、瞳からとめどない涙をあふれさせた。嗚咽をあげることもなく、目を赤くすることもなく、ただただ涙だけが陶磁器のような二人の頬を流れて顎から滴り落ち、スカートに染みを作り続けた。
 僕は自分で「泣け」と言ったにも関わらず、二人の様子に呆然とした。彼女達が涙を流したのは初めてだった。泣き方は人間のそれとずいぶんかけ離れていたけれども、二人から涙と一緒に流れ出ているものは確かに「感情」と呼べるものだ。僕は嬉しいような、それでいて恐い感じがした。
 ウェングがカウンターからペーパーナフキンを持ってきて、アミとユミの顎を拭った。拭った先からどんどんあふれ出てくるので、ウェングはペーパーを何枚も重ねて彼女達のスカートの上に置いた。
 アミとユミは涙を流すこと以外、何もしなかった。身じろぎもせず、瞬きも、呼吸もしなかった。
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2004年12月01日

あみゆみとあゆみ 第4話

 広場からは何本かの比較的大きな通りが放射状に延びている。僕たちは元来た道のひとつ北側の通りへと入っていった。
 石畳の広い通りの両側を隙間なく土産物屋が軒を連ねているのはどの通りも変わらない。強いて違いを言うならば、来た時の道はガラス細工の店が多かったのが、こちらの道は洋酒の店が多いことくらいだ。アミとユミはガラス細工の店は興味深げに覗き込んでいたが、酒には興味がないようだった。次々と店を素通りしていくと、不意に二人が立ち止まった。なぜ二人が立ち止まったのか、僕もすぐに分かった。というよりも、僕も全く同じ理由で全く同時に立ち止まっていたのだ。僕たちの視線の先には、"kjev(クジェ)"というカエデ酒の店と"dez er bon(デゼボン)"という鼈甲アクセサリーの店に挟まれた、アーチ天井の小さな通路が店の裏側へと伸びていた。
 旧市街の構造は古い都市の様式で、道の両側に建物がまるで城壁か塀のように連続的にそびえている。その建物は奥行きが大体10メートルからせいぜい20メートル程度で、その裏側に中庭があるのが普通だ。中庭をとりかこむ建物は道に面した建物と一続きになっているが、一人のものというわけではなく、マンションのように部屋ごとに所有者が別々の場合が多い。実際、これらは昔マンションのような住居用に用いられていたのだろうが、今では古くなりすぎて本当に住んでいる人はいないようだった。したがって、中庭に入ると大抵いくつもの店が中庭を取り囲むように営業しているし、二階や三階を見上げるとバルコニー一杯に飾り付けをした店がぐるりと自分を取り囲んで見下ろしているのに気づく。そして、これらの店にアプローチするための、大通りから中庭へ通じる通路が設けられているのだ。
 しかし、僕らがみつけたその通路は、確かにその奥の中庭に続いているには違いないだろうが、その中庭を取り囲む店のショーウィンドウの華やかさや、カフェで一休みする人々のさざめきなどがまったく感じられなかった。薄暗く短い通路の奥からかすかに漏れてくる中庭に射した光は、結晶のように固定化されて「しん」としていた。
 僕たちは誰からともなくその通路に入っていった。クリーム色の漆喰の塗られた壁に、マリオネットのチラシや、おそらく地元のロックバンドのものと思われる、安っぽく趣味の悪いデザインのチラシが隙間なく雑然と張られていた。それらは全て白い紙や色紙に一色印刷で、一旦湿気を吸ってから乾いたらしく硬く波打っていた。よく見ると、チラシの日付は新しいものも少しあるが、多くが二年も三年も前のものだった。誰もチラシを剥がしに来ないのだ。
 中庭は予想通りしんとしていた。中央にもう使われていない四角い井戸があって、苔が一面を覆っていた。地面から伸びた蔦が蓋の上を這って、つるべまで伸びて滑車に絡み付いていた。人は一人も居らず、地面一面を覆う苔が、"kjev"の勝手口から僕たちの居る通路までを結んだ部分だけ生えておらず、一日に数度、そこを"kjev"の主人が通る以外の人通りもないのだろうと想像できた。
 大通りからの通路を延長していった中庭の向こう側に、同じように低いアーチ天井の通路がある。これもまた、別の中庭に続いているに違いなかった。僕たちは当然のようにその通路に足を踏み入れた。通路は先ほどよりもさらに天井が低く、薄暗かった。通路が先ほどよりも大分長いせいだった。途中には建物に入るための大きな扉が付いていて、鍵や錠が五つも六つもついていた。僕たちはそれには目もくれず、通路の出口を目指した。大通りからまっすぐ入ってきただけなのに、まるで立体迷路で迷子になってしまったかのような孤独を感じた。
 通路の終点は予想に反して中庭とは呼べないくらいの小さな空間だった。三メートル四方くらいだろうか。真ん中に木が生えているので実際はもっと狭く感じる。その横に申し訳なさそうに小さな看板が立っていた。"pub qweynee(パブ クベイニ)"。看板の横に二段の低い石段があり、それを上るとビール瓶の底のような分厚くて素朴な色つきガラスのはめ込まれた扉があった。ノブに「OPEN」と札が下がっている。僕はアミとユミを振り返った。二人はにっこりして頷いた。僕はメッキが剥がれかけて金とも銀ともつかなくなったドアノブをつかんでゆっくりと回し開けた。
 キィー、とドアの軋む音がした。嫌な音ではない。その音に、カウンターで食器を磨いていた店の主人らしき男が振り返った。店の中は明るすぎず、かといって暗くもない。木で出来たカウンターやテーブル、椅子は長年人の手の油を吸ったニスが鈍く黒光りしていた。使い込まれた清潔感が色々の雑然としたものを年月の底に沈殿させて、その上澄みだけが柑橘類の香気のように爽やかに空気を漂っていた。その中で、禿げかけた黒髪と口ひげを誇らしげに戴く主人はスラリと背が高く、何かに吊り下げられているようにまっすぐ立っていた。それはまるで淹れたての日本茶に微かに揺れる一本の茶柱のようだ。僕はひと目見てこの店が気に入ってしまった。
「Tak boj.(タク ボージ)」
 僕が言うと、主人は口ひげを震わせて微笑むと「Boj !」と陽気に答えた。正式には「Tak boj.」で「こんにちは」だが、「Boj」だけでも十分に通じた。僕は大道芸をやるときは親しさを演出するために「Boj」を使うが、それ以外のときはなるべく正式な挨拶をするようにしていた。「Boj」の発音は「ボージ」というよりも限りなく「ボーイ」に近い。「イ」というときに相手が気づくか気づかないかという程度、こっそりと濁音を忍び込ませるのだ。けれども、カタカナ発音で「ボーイ」というと絶対に通じない。「ボージ」ならばカタカナ発音でもなぜか通じた。この発音に自信がなかったので、きちんと「Tak」を前につけることで自分が挨拶をしているのだと、相手に分からせるために最初はそうしていた。けれども理由はそれだけではなくて、きちんと発音できるようになった今でも「Tak」をつけるのは、「ボージ」でも「ボーイ」でもない、あからさまな姿をさらさない、この高貴で慎み深い濁音に対して敬意を払いたいとそう願うからだと思う。
「Tak Boj !」
 アミとユミも声を揃えて店の中に入った。主人はさらに嬉しそうに目を細めて「Boj !」と言った。僕は主人もまた僕たちのことを僕がこの店を気に入ったのと同じように気に入ってくれたのだと分かった。それも、アミとユミの美しさだとか、二人が驚くほど似ていることだとか、二人の挨拶の発音が素晴らしく完璧であることとかそういう手触りや輪郭のある具体的なひとつひとつに対してではなくて、アミが居て、ユミが居て、その横に僕が立っている。その全体に対してなのだと伝わってきた。ちょうど僕が店の明るさとか店の調度一つ一つを好きなのでもなく、主人の人柄が好きなのでもなく、そうした全てを含めた「たたずまい」が気に入ったのと同じように。それはとても得がたく嬉しいことだった。
「食事にする?」
 主人は英語で言った。僕が頷くと、主人は店の奥に向かってこの国の言葉で何事か言った。すると、今まで気づかなかったが店の奥のテーブルに座っていた一人の男が渋々立ち上がって主人に不満げに何かを言っていた。今まで店の中に主人以外客はおろか従業員の気配も感じられなかったので僕はひどく驚いた。
 ここの言葉は挨拶程度しか分からないので二人が何を言っているのかは全く分からないが、雰囲気から察するに主人が何かを男に頼み、男はそれに文句を言っているようだった。常連客だろうか。従業員には見えなかった。
 主人が僕らを指差した動作につられるように男が僕たちを振り返った。その顔をみて僕は「あっ」と声を上げた。男も声は上げないが、はっとした表情をした。男は数時間前、革命広場の場所を僕たちに教えてくれた人物だった。
「なんだ、知り合いかい? だったらなおさら‥‥」
 主人はグラスを明かりに透かしたり斜めにしたりして曇りを確かめながら、グラス越しに男を見つめた。
 男は肩をすくめて僕らのほうへやってきて手を差し出した。
「またお会いできるとは思いませんでした。私はウェングと申します」
「シュウといいます」「アミです」「ユミです」
 僕らは順番にウェングの手を握った。
「地元の方だったんですね。てっきり旅行者かと思いました」
 それに対してウェングはあいまいに微笑みながら、微かに頷いた。
「とりあえず座りましょうか。ビールでいいですか?」
 僕は頷いた。ウェングがアミとユミにも問うような視線を送ったので、二人は僕の真似をして頷いた。
「マスター、ビール三つ」
「はいよ」
 ビールサーバーがビールを吐き出すシューという音がして、程なくウェングがカウンターからジョッキを四つ運んできた。
「ありがとうございます。‥‥先ほどご主人はなんと?」
 ハハハ、とカウンターで聞き耳を立てていた店の主人とウェングが笑った。ウェングは僕たちと同じテーブルの席に着くと、心持ち声を潜めて、
「なに、ここいらには客にウェイターをさせようとする失礼な主人が居るって話ですよ」
 僕はハハハ、と笑ってジョッキの中身を自分の口に流し込んだ。ウェングは僕のその姿を見ながら椅子に深く腰掛けなおした。
「それよりも、シュウさん。そのお名前‥‥もしかして日本の方じゃありませんか」
posted by 篠原 彩 at 22:28| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年12月20日

あみゆみとあゆみ 第3話

 「河だー」叫ぶや否や、アミとユミは橋に向かって駆け出した。町を東西に二分するように流れるベツェック川は景観が良いので有名で、土産物屋で売られているポストカードには必ず川の写真が印刷されている。川幅は500メートル近くあり、旧市街と新市街は北橋、中橋、南橋と呼ばれる三本の橋でつながれている。新市街側から雄大な流れを挟んで対岸には独特の建築様式の民家が軒を連ねている。屋根は一様に緑色で、遠くから見ると森のように見えた。
「ほら、橋を渡るよ」
 橋のふちに身を乗り出して川面を覗き込んでいたアミとユミを促すと、ユミが振り返ってアミの腕をとり、二人はお揃いの生成りのロングワンピースの裾を翻して僕の後を小走りに駆けてきた。九月といえども夜は冷える。アミはワイン色の、ユミは草色のサマーニットのカーディガンを羽織っていた。なんということのないシンプルで無地のカーディガンだが、僕がもし女で、二人のこの姿が広告になっていたら間違いなくこのカーディガンを買ってしまうだろうと思った。周囲の観光客や地元の人間も例外なく二人に視線をやる。本来なら目立つのは避けたいのだが、二人は単に美しいだけでなく鏡に映したように瓜二つだ。現実離れした空気を放ってしまうのは仕方がない。それに加えて子供と大人の境界で迷子になってしまったような、幼いようでいて、時折ハッとするほど成熟した雰囲気は、アミとユミの周囲を地球の自転速度から隔絶する。アミとユミの中を流れる時間に身をおくと、地球は自分で思っていたよりもずっと美しく映る。世界中の人間の目にこれほど世界が美しく映るなら、戦争なんて起こらないのにと思えるほどだ。僕は二人の時間の中からみえる地球がとても好きだし、そんな時間を作り出すアミとユミは何者にも代えがたく大切に思っている。だから皆がアミとユミを見るのは、彼女たちの時間が染み出して皆にも美しい世界を見せているのだ、それでアミとユミが好きになってしまうからだろうと思うと、悪い気はしないのだ。
 橋の両側には露店がぎっしりとならんで商店街のようになっている。橋の幅は30メートルほどもあるにも関わらず、露店と観光客でごった返していた。
「お嬢さん方、似顔絵はいかがですか」
 画学生風の青年が『似顔絵描きます』という看板の横に座っている。芸術を志す人にありがちなヒッピー風の風貌ではなく、髪を短く切りそろえた清潔感のあるさわやかで真面目そうな青年だ。青年の前には携帯用の椅子と有名人の似顔絵が何枚も並べられていた。ユミは振り返って僕の顔を窺った。「私の絵を描いてくれるって」。僕は少し迷った。アミとユミは画学生風の青年の創作意欲を大いにかきたてるモデルだろう。アミとユミも乗り気のようだ。アミとユミはもちろん、感じの良い青年もがっかりさせたくないという思いがあったが、やはり僕は首を横に振った。
「またテレビ局に追いかけられるかもしれないよ」
 それを聞くとユミはしゅんとした。その様子を見た青年もしゅんとした。僕もちょっぴりしゅんとした。アミとユミは青年に手を振って、僕は青年に「申し訳ない」と謝った。青年はただ微笑んだ。
 旧市街は曲がりくねった石畳の坂道が続く複雑な地形の場所だった。僕は「革命広場」という名の広場に行こうとしていたのだが、地図どおりに歩いているつもりでも一向にたどり着けない。僕は近くを歩いていた旅行者風の男に道を尋ねた。本当に地元の人だと英語を話せない可能性がある。「革命広場」は帝政を打倒して共産主義国家に変わるきっかけとなった事件を記念して作られた銅像のある広場で、この町の主要な観光スポットのひとつなので旅行者でも知らないものは少ないと思えた。男は「どっちの?」といった。「革命広場」は二つあるらしい。僕の行こうとしていたのは古いほうの「革命広場」で、新市街には新しい「革命広場」があるという。ベルリンの壁が崩壊したとき、便乗してこの国でも共産主義政府に対する反乱がおきた。これに力を得た政府内の革命派がクーデターを起こし、この国は資本主義国家に生まれ変わったのだ。その最初の反乱が起きた場所が新市街の「革命広場」だという。僕が行きたいのは古いほうの「革命広場」だ、というと男は「ああ、それならあそこに時計塔が見えるだろう。あれを目印に行けばすぐに着く」とさばけた調子で言って、僕がお礼を言う暇もなく立ち去った。
 男の言うとおり、時計塔を目指して歩くとまもなく広場に出た。広場の中央には剣を掲げた革命家の男のブロンズ像があり、広場の奥側の教会に時計塔があるのだった。広場にはいくつかアイスクリームを売る屋台がでていたが、ぐるりと見て回ってもストリートパフォーマンスをしている人は見当たらなかった。観光客の数は少なくないのにどうしてだろうと僕は思った。広場の周りを取り囲むようにして飲食店が軒を連ね、そのほとんどが広場の見えるテラス席を設けている。広場でパフォーマンスをすれば飲食店の客にも見てもらえるのに。
 しばらく考え込んでいると、耳になじんだ言葉が聞こえてきた。日本語だ。
「はいっ、皆様、こちらが旧市街の『革命広場』でございます。中央にございますブロンズ像は革命の首謀者‥‥」
 見ると、団体のツアー客のようだった。旅行会社の旗をもった添乗員がとうとうと喋るのに20人近い客は真面目に耳を傾けている。僕は彼らの中にテレビでアミとユミをみたことがある奴がいたら困るな、と思った。
「と、ご説明して参ったわけですが、これだけでは皆様お分かりになりづらいかと存じます。そこで今晩はこちらのレストランでディナーを頂きながら革命の様子を描いた劇を鑑賞していただきます!」
 おお、と予定調和のどよめきが客から上がる。日程表に書いてあることに今更驚くこともなかろうに、と思う。
「この劇は旧市街の商工会が主催して毎週水曜日と金曜日に催されます。劇団は戦前からこの劇を守り続けており、国の無形文化財にも指定されております。劇の前後に行われるストリートパフォーマンスのパフォーマーは商工会が特別に認可したいわばプロ中のプロです。必ずや、皆様にお楽しみいただけることと存じます!」
 パチパチパチ、と拍手がまばらに起こる。そうか、大方劇の日は商工会とやらがストリートパフォーマンスに規制をかけてでもいるのだろう。と僕はひとつなぞが解けた思いがしたので一応添乗員に感謝した。それにしても、プロのストリートパフォーマーという言い方には語義矛盾がないか。ストリートとは単純に場所のことのみを指すのか。
「では、さっそく店に入りましょう!」
 ぞろぞろと団体客が僕のほうに歩いてきたので、僕はあわててアミとユミを連れて広場を出た。
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2003年12月18日

あみゆみとあゆみ 第2話

 部屋は通りに面した最上階で、通り側の壁際に縦に並べて置かれたベッドの上は、屋根の傾斜で天井が斜めになっていた。ベッドカバーの柄も、部屋の調度品も品よく小奇麗で、とても一人あたり一泊千円強の部屋とは思えない。部屋は三人部屋にしては小さかったが、日本のホテルに比べればずっと広いし、部屋の広さの割には風呂が広々としていたので、アミとユミは大喜びだった。
 斜めになった天井に据え付けられた屋根窓からは通りの向こうに公園が見える。その向こうにはトラムから見えた丘の上の城がかすんで見えた。部屋のサイドテーブルには観光案内のような英語のパンフレットがおいてあり、その表紙が窓から見える城の写真だった。僕はそのパンフレットをざっと眺めてから、大きなトランクの中身の整理に取り掛かった。宿に置いておく着替えや日用品、食料と持ち歩く仕事道具の分別である。僕が作業をしている間、アミとユミはベッド脇の屋根窓を開けて屋根へ上ろうとし始めた。僕は「危ないよ」と注意したが、彼女らは気にもとめない。僕も本気で止める気などなかった。アミとユミはとても運動神経がよく、自分にできることとできないことはハッキリわかっていた。彼女らが上ろうとしているのなら、それは絶対に落ちることはないからなのだ。
 部屋からは窓枠に立つ二人の膝から下だけが見えた。長いスカートの裾がひらひらとはためいて、白くなめらかなふくらはぎが見えたので僕はちょっと迷ってから顔を背けた。そうする必要があるのかどうか自分でもよくわからない。
「おしろが見える!」
 窓の外からアミ(おそらく)の声が聞こえた。僕はまだ完全には声だけで二人を識別することができない。
「王様いるかしら?」
 おっとりとしているのはユミの声。アミは「どうかしらねぇ」と答えた。
 僕はトランクにディアブロを互い違いに詰めながら、声を張り上げた。
「王様はもういないんだ!」
「どうして?」
「どうしても」
「もう帰ってこないの?」
「来ない」
 アミとユミは声をそろえて「ざんねーん」と言った。
「でも、お城は観光名所になっているから中を見学できるよ。見に行く?」
「行くー」
 アミは頭を足の間から出して僕のいる部屋の中を覗き込んだ。僕はアミに了解の意を表すために笑いかけた。アミも僕に笑いかける。でもそれにどんな意味があるのか僕は分からない。アミとユミは表情のない宇宙人だった。見た目は完全に地球人だが、そのあまりの無表情さはとても地球人とは思えない。僕は他の地球人からアミとユミが怪しまれることないよう、笑いかけるということを徹底的に教え込んだ。泣くとか怒るとかは徐々に覚えていけばいいことだ。
「まだ終わらない?」
「もう少し」
 アミは窓から頭を上げて、屋根の上の方に登って行ったようだ。ユミもそれに続く。
「河だ!」
「大きい!」
 屋根の上で手を叩く音が聞こえる。僕は手を伸ばしてもう一度パンフレットを拾い上げた。
「ベツェック川っていうんだってさ。川の向こう側が旧市街、手前が新市街だよ。来るときトラムで橋を渡ったろう?」
「きゅうしがい?」
「王様がいたとき栄えていた所だよ」
「行きたい!」
 僕はもちろんそのつもりだった。この町の観光名所の大半は旧市街に集まっている。観光客相手にパフォーマンスをするなら旧市街を置いて他にない。それに、この町の名物だというマリオネットを見てみたい。劇場は旧市街にあると情報センターの青年が教えてくれた。
「もちろん」
 僕はパンフレットの裏についていた旧市街の地図を見ながら、人の流れを予測した。大技ができそうな広場もアタリをつけておく必要がある。
「今日は列車で疲れたろう? 晩御飯を食べに行くついでにロケハンをかねて旧市街をちょっとみてくるだけにするよ」
 屋根の上からは反応がない。僕はしばらく返事を待ったが、ユミのささやくような声も、アミの無邪気な声も聞こえなかった。
 万が一ということもありうる。僕は屋根窓から身を乗り出して上を見上げた。屋根の天辺に二人は並んで腰掛けて、通りの反対側を向いている。落っこちたり、攫われたりはしていないようだ。僕は胸をなでおろす。
 屋根窓から見上げた空はポスターカラーで塗った絵のように均一な水色で塗りつぶされていて、うそ臭いくらいにさわやかだった。
 湿度の低い気候のせいで余計に風がさらさらと気持ちよい。僕も彼女たちのように屋根に上がったらどんなに気持ちいいだろう。でも僕はそういうとき必ずドジを踏む。これまでの二十六年間の人生で学んだことだ。君子危うきに近寄らず。
 早くもどれよ、と声をかけて部屋の中に戻ろうとしたとき、風が吹いてふわふわとゆるく巻いたアミとユミの髪の毛を横に押し流した。すると、アミとユミの頭の天辺に小さな角が現れた。普段はふわふわの髪型に隠れて見えないくらいの小さな角だ。角はぼんやりとピンクに光って、普段より少しだけ大きくなる。アミとユミは時折こうしてピンクの角を風にさらして角を「洗濯」する。角を洗濯するとお風呂に入った後のようにさっぱりするらしい。角にも洗濯日和というのがあって、湿度や風に含まれる成分がいい具合だと突然洗濯したくなったりするのだという。僕は街中で突然「洗濯」をしないように、といった。僕たちしか見ていないところでだけ「洗濯」しなさいと言い聞かせた。ユミは人のいるところは空気が良くないから洗濯したくはならないから大丈夫だといった。
 「洗濯」している最中のアミとユミは本当に幸せそうだ。笑顔は僕が教えたものだというのに、こういうときはきちんと微笑んでいる。お互いの右手と左手を少しだけ重ねて、風に身をゆだねるようにして目を閉じている二人を見ていると、僕までなんだか幸せになってきて、心の洗濯をされたような気になるのだ。

つづく。
posted by 篠原 彩 at 23:14| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年12月17日

あみゆみとあゆみ 第1話

 中央東駅からトラムに乗りこむと、中は煤けた色の服を着た人々で込み合っていた。前もって言い聞かせていた通り、アミとユミは小さなポシェットを斜めがけにして、手でしっかりと押さえている。
「あれは何?」
 アミが窓の外を指差した。
 アミとユミは普通の人には区別がつかないほど良く似ている。これまで髪型や服を変えて区別していたが、近頃ようやく顔を見ただけでどちらがどちらかわかるようになってきた。どちらかというとアミはユミに比べて快活で、好奇心が旺盛だ。言いたいことをハッキリ言うのも大抵はアミの方だ。そういった性格の差は、少しずつ顔に表れているのだ。
 僕がアミの指差すほうを見ると、小高い丘の上に真っ白な城が建っていた。お伽ばなしの挿絵に描かれているような、立派な城だった。
「お城だよ」
「おしろ?」
「そう。王様が住むところ」
「王様って偉い人よね」
「そう」
 僕らは日本語で話していたので、トラムの乗客には意味が通じていない。もし日本語を理解する人がいたら、僕らを奇異の目で見ることだろう。
 トラムは公園沿いの通りに面した白い漆喰の建物の前で止まった。
 僕らはトラムを降りて、その白い漆喰の建物の中央に配された茶色の大きな木の扉を押し開けた。
 建物の中はお世辞にも明るいとは言いがたかったが、右手にある階段の上が吹き抜けになっていて、天窓からの光が差し込んでいたので陰気な雰囲気にはならずに済んでいた。階段の手すりの影がくっきりと落ちて、階段下のカウンターに座って雑誌を読んでいた中年の男の禿げかかった頭に縞模様を描いていた。
 僕はカウンターに歩み寄り、「情報センターで予約したシュウですが」と中年男に言った。中年男は雑誌から顔を上げて僕の顔をじろっと見た後、「ああ」と言った。
 台帳をめくって何か書き付けると、「三人部屋、四泊ね」と男はもう一度顔を上げ、僕を見、そして後ろに並んでいるアミとユミを見た。
 男のその視線の変化を見れば、アミとユミの容姿が、東洋の美的感覚のみならず、西洋の美的感覚から言っても十分に美しいものだということがハッキリとわかる。
 男は僕が返事をするのも待たずに、「一緒の部屋で泊まるの?」と聞いた。僕はただ「はい」と答えた。こういう質問は毎度のことなので慣れていた。
「いいねぇ」
 男はニヤリと笑って再び台帳に目を落とし、ペンを走らせた。走らせながら、もう一度独り言のように「いいねぇ、それは」と言った。
 僕は慣れているとはいえあまり気分が良くない。せいぜい夜になったら僕の部屋の中で起こることを想像して楽しむがいい。およそお前の想像するようなことは何一つ起こらない。
 僕だって、最初は別の部屋を取ろうとした。
『なんで?』
 アミとユミは声をそろえて首をかしげた。
『普通、男と女は同じ部屋には寝ないものなんだ。夫婦じゃない限り』
 ほかにも例外はあるが、面倒くさいので僕はそのように説明した。
『でも、私たち女じゃない』
 そういわれると、返す言葉がなかった。懐具合も余裕があるわけではない。一部屋で済むのなら、そうしたいところだった。
『もし、何か言われたら夫婦だと言えばいい』
『アミ、普通二人の人と同時に夫婦になることは出来ないんだよ』
『普通じゃないもん』
 アミとユミは少し拗ねたようだった。
 アミとユミは女ではない。男でもない。ヒトであるかどうかも疑わしい、宇宙人と呼ばれる存在だ。僕は初めて彼女らに会ったとき、「宇宙人」が手足が二本づつで直立歩行する知的生命体であることを神に感謝した。加えて地球人の女という種によく似ているとは神もなかなかのセンスだ。
『それはシュウの望む姿にみえているのよ』
 ユミは言うけれども、もしそうなら二人の胸がこんなにまっ平らなわけはない。きっとそれは嘘だろう。でも、宇宙人が実在するなら、神の存在もまた怪しいものだと思う。
 僕の機嫌の悪化に気づいたとは思えないが、受付の男はそれきり口をつぐみ作業を続けていた。しばらくしてようやく男が「パスポート」と手を出した。僕がパスポートを男に渡すと、男はアミとユミに顔を向けた。
 途端にアミとユミの頭の天辺がもぞもぞと動いた。辺りは一瞬雑音すらも消え去った完全な静寂に包まれる。僕は空気がゆがむようなこの感覚があまり好きではない。しかし、僕以外の人間は、これをやられるとなんだかボーッとしていい気分になるらしい。受付の男はアミとユミのパスポートのことは綺麗に忘れ去って、僕に部屋の鍵を渡した。
「三階の右奥の部屋だ。朝食はそこの食堂で七時から九時までだ」
 男は僕の背後にあるレストランのアプローチを指差した。僕は礼を言うと、アミとユミをつれて階段に足を向けた。

                 つづく。
posted by 篠原 彩 at 21:27| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はじめに。

「あみゆみとあゆみ」は小説と日記の間のようなものです。
小説の形をとっていますが、プロットも下書きも推敲もないその日その日の思い付きです。
ですから、誤字脱字があるのはもちろん、しばらくたったら大幅に書き換えられている可能性があります。タイトルすら変わるかもしれません。人様に見せるものとしてのクオリティは期待せず、その不完全さも含めて楽しめるという方は歓迎します。
もしお気に召されたら、あるいは物申したいという方はコメントにて意見・感想いただければ幸いです。

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【登場人物】

■シュウ
日本人の大道芸人。自分の家の前に不時着した宇宙人二人を保護していたが、警察やテレビ局から逃れるために国外逃亡。

■アミ・ユミ
宇宙人。性別はないが外見は非常に美しい女性のよう。アミのほうがどちらかというと気が強いがそれ以外はそっくり。宇宙に帰る方法と子孫を残す方法を探している。

■ちっこく堂
シュウの幼馴染の腹話術師。女。アミ・ユミに嫉妬してテレビ局にタレ込みをしたのでシュウから恨まれている?
posted by 篠原 彩 at 20:23| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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